インタビュー

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風邪といった内科の一般的な症状から専門的な肝臓病の治療までお任せください

風邪や腹痛などの症状であっても具体的な質問を問いかけ、患者さまのお悩みが少しでも解消できるように努めています。とくに肝臓の領域を専門としているので、気になる症状がありましたらご相談ください。

医師をこころざしたきっかけを教えてください。

そもそも父が医者でなかったら、医師になる道を選んでいなかったかもしれませんね。とくに、将来のことを押し付ける環境ではなかったので、大学は工学部や理学部などを選んでいたかもしれません。

日々の診療で、心がけていることはありますか?

のどの痛みや腹痛などの症状を伺う際は、「どの辺が痛いの?食後に痛みは現れる?」などと具体的な質問を投げかけるように意識していますね。診察中は専門用語を多用することがあるので、その意味がわかりやすいように時間をかけながらていねいに説明します。
もしお身体の状態を診たりお話を伺ったりするなかで、専門的な治療が必要だと判断した場合はただちに連携先の京都桂病院や済生会京都府病院を紹介します。

肝臓を専門にされたきっかけを教えてください。

たまたま大学の医局先が、消化器や血液分野をメインにしていたことがきっかけですかね。当時は、C型肝炎のことやウイルスそのものの存在自体がわからないころでした。そんな中で京都府立医科大学附属病院の病棟には、肝臓の病気をわずらう患者さまが集中していました。

日本肝臓学会認定肝臓専門医としてのやりがいを教えてください。

肝臓とはどんな構造で、どんな組織なのか。また、病態はどうなっているのかについてもともと興味がありました。その影響もあり、エコーを使った検査が好きですし、肝機能検査値であるGOTやGTPの数値がなぜ上がっているのかを突き詰めることも好きですね。

病気にならないために普段から気をつけるべき点やアドバイスをお願いします。

食事制限などで身体に気を遣うよりも定期的に検査を受けることが大切だと思います。病気を見逃さないよう年に1回でもいいので、病院や診療所に行っていただきたいですね。よく健康で大丈夫だと思っている方ほど、検査で病気が見つかることがあります。